障子を自分で張り替える

目次

はじめに

築30年の実家(木造)は畳、襖、障子の部屋が多いです。

前回いつ替えたのか不明なのですが、週末に家族で実家の障子紙の張り替えを少しずつやっていますが、何度か経験していくうちに手際良く障子紙の張り替えができるようになったので手順をポストします。

必要なもの

以下のものを用意しました

  • バケツ
  • スポンジ
  • 古新聞
  • 障子紙
  • 障子張り3点セット(のり、カッター、定規)
  • 換気扇用クリーナー、マスク、手袋
  • 乾いたぞうきん
  • 霧吹き

障子を外す

先に木枠の上に積もったほこりなどは掃除機で払ってから外します。古い建物だとなかなか外れない場合もありますが、大抵は左右どちらかの隅に寄せると外しやすいようです。

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新聞紙を引き詰めた上にのりがついている面を上にして置きます。

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障子紙を剥がす

バケツに水を汲み、古新聞の上においた障子の糊付け部分に水を浸したスポンジを使って濡らします。

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少ないと糊付け面にしみ込まなくて紙が剥がれないし、多すぎると新聞紙にぽたぽた垂れてしまうので、まあ適量で。

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5分程待つと、片手でも障子紙の角をつまんで持ち上げるだけでペロンと剥がれます。きもちいい!

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水洗い&洗剤あらい

庭に出て、ホースの水で木枠の汚れと残ったのりを落とします。

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実家の障子のあった部屋は喫煙環境であったため、木枠にもタバコのタールがこびり付いているので、油汚れ落としに強いクリーナーを吹き付けて、ごしごし洗います。

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マスクと手袋は必須です。

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洗った後は良く水で流して洗剤を落とします。そのあと直ぐに乾いたぞうきんで拭いてから、風通しの良い日陰でしっかり乾かします。

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糊付けと紙張り

紙は無地のものを。のり&カッター&定規がセットになっているやつを使います。

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のりのチューブはガイドがついているので、木枠全体に1mm程度の幅で糊付けをします。

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全体に染み渡るように、ムラのないように新聞紙の切れはしなどで滑らかにします。

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障子紙のロールを木枠の端に乗せて、ゆっくりころころ転がして貼り付けていきます。優しくゆっくりと。

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全体に乗せ終わりました。糊付け面は優しく外方向になでるようにしっかり木枠全体にのりがついていることを確認します。

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周りの余分な紙を切る

障子張セットについている定規はガイドがついているので、一番良い感じのラインを見極めてカッターで切っていきます。糊付けした直後の作業になるのでカッターの切れ味が悪いとのりでぬれた紙がちぎれてしまうので注意です(実際あちこちちぎれてしまった)

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注意点としては、ここらへんで汗だくになるので、うっかり新しい障子紙の上に汗を落とさないようにしましょう。私は落としましたが気にしません。

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霧吹き&最後の乾燥

霧吹きに水を入れて、直接障子紙にかけるのではなく上空から真横に噴射して水滴が落ちる感じで全体にかけます。最後はまた日陰で乾燥させると、障子紙のしわもなくなってよい感じに完成です。

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おわりに

今回は小さいサイズの障子だったので一人でなんとかできましたが、ここにたどり着くまでには通常サイズの障子4枚を奥さんと娘ちゃんの三人がかりでネット情報+試行錯誤がありました。

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まだ、実家の二階には大小8枚の障子があるので、さらにだんだん上手になっていくことでしょう。