両目とも網膜剥離になった話
はじめに
2022年末に右目が、そして2023年末には左目が網膜剥離となり、人生が少し歩みづらくなった話です。
網膜剥離とは
Wikipediaから転載。
網膜剥離(もうまくはくり、英: Retinal Detachment)は、目の疾患の一つ。
網膜から神経網膜が剥がれることにより、視力・視野を失う病気。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B6%B2%E8%86%9C%E5%89%A5%E9%9B%A2
私の場合、両目共に少しずつ視界の端から見えづらくなってきて、日々見えない部分が広がってきました。
2022年末の右目の場合は、視界の正面まで範囲が広がる前に受診・治療が行えましたが、2023年末の左目は症状が出てからの進行が早く、治療(手術)の際には既にほとんど見えない状態まで悪化していました。
原因(自己分析)と症状
眼部に強い衝撃を受けたりする他の原因としては、加齢と近眼が起因するみたいです。
「あ、両方とも自覚あるわ」
中学生のころからずっとメガネ男子でしたが近年の視力は、左:0.06、右:0.08という感じでした。
2022年末の右目の場合、視界の上部からゆっくり中心に向かって視界が遮られていきました。近所のクリニックで最初の診察を受けた段階では視界の1/3が真っ暗になっている状況。
2023年末の左目の時は、視界の左下からどんどん剥離が始まり、最初の診察を受けた時には既に視界の正面も見えない状況。更に手術直前の段階では左目はほぼ見えない状況でした。
他に近くで網膜剥離にかかったことのある何人かから聞いたところ、症状は人それぞれみたいですね。
軽症であれば日帰り手術も可能だったり、重症であれば診察初日に緊急手術というケースもあるみたい。
私は両目ともジワジワ派でしたが、日々視界が狭まっていくのは正直怖くて不安しかないですね。
術式
両目共に「水晶体再建術」「硝子体茎顕微鏡下断歳術」という処置を受けました。
簡単に言うと、眼球内のゼラチン質を入れ替えて、網膜の剥離した部分はレーザで修復。水晶体は人工レンズに交換(白内障手術と同等)。最後に眼内にSF6ガスを注入して剥離箇所をガスが無くなるまで押し付ける。
手術時間は片目で90分程度だったと思います。
正直、局所麻酔で目の手術とか考えただけでも怖すぎなのに、人生で2回も経験してしまった。
すごく痛いのは最初の麻酔注射だけで、他はどちらかというと怖いが勝っていました。
術後
私の場合ですが、2022年末の右目、2023年末の左目共に3泊程度の入院でした。
その後は自宅で眼内のガスが抜けるまでおおよそ二週間、ずっとうつ伏せで過ごさないといけないのが辛かった(うつ伏せにしていないとガスの圧力が剥離修復した部分に当たらないのと、仰向けが続くと水晶体にダメージがある)。
術後二週間経つと、目の中のガスが抜けきったことが自分でも判るため、この辺でやっと「治ってきたぞ」と感じられるようになります。
その後の経過
両目共に人工レンズのお陰?で視力は上がりました。両目共に現在は度数「-4.25」のメガネレンズを使っています(以前は-6.0、-4.75だった)。
左目は本執筆時点(術後3週間)では、見え方が上下共に波打った感じに歪んで見えるため、短時間でも目が疲れやすい状況です。
ただし、本日メガネレンズを新調したので、とりあえずPC作業も可能にはなりました。
完全元通りにはならないにしても、数か月も経てば今よりも改善するとお医者さんたちは言ってくれているので、もう少し様子を見たいと思います。
おわりに
突然やってくる網膜剥離の症状は何よりも優先して治療するべきだと思います。
両目共に人工レンズになってしまい、まだ左目の見え方に不安はありますが、まだ両目で生活が出来ることに感謝しつつ、本ブログ投稿を終了したいと思います。
どなたかの参考になれば幸いです。